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モーツァルト の時代の音楽はA=432Hz
- 2018/3/10
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極端にとらわれすぎるのは良くないですが、A=432では、音質に深みが出るような、まったりしt演奏で気持ちがゆったりするような気がする音色です。(半音下げチューニングの感じ)誰かと合奏するとなるとA=440が主流です。私自身はA=441で普段は演奏しています。ソロギターではA=432でまったりした音色良いですし、また、高めのA=444でも元気が出る音になって面白いです!
さて、基本的に調弦方法はギターの場合、A=440Hzです。つまり通常はA(アー線)440Hzで ♪ラ の音とします。
神秘思想家でルドルフシュタイナーという方がいますが、大霊能者でもあり芸術にも造詣が深い方です。そのシュタイナーが作った学校では432Hzが基本になっています。
シュタイナー側の理由の一つとして、ミツバチの巣の前で440Hzを鳴らすとハチが攻撃的になり、432Hzでは穏やかになるとの事。また、432Hzを元にした音階は自然の調和音で黄金比率や天体の運行とも関係があると。(黄金比率とは絵で言えばレオナルドダヴィンチ!音楽で言えばバッハでしょうか)
まず、このHz(ヘルツ)ドイツの物理学者、ハインリッヒ・ルドルフ・ヘルツの名に因んでいて、1秒間に鳴る音が何回振動(周波)したか、というのを表すための単位で、Hzと略します。つまり、ラの音 A=432Hz というのは、1秒間に432回 の音の波(振動)で成り立っているわけです。現在の「A(アー線)=440Hz(ヘルツ)」は1939年のロンドン会議で国際標準となったものだそうです。
また、イタリアの作曲家 ヴェルディーはC=256Hzとする、A=432Hzを 「科学的な標準ピッチ」 として、強く支持して、この432ヘルツは 、「ヴェルディーのA」 とも呼ばれています。
彼の作曲した曲のピッチを440ヘルツなどに変更すると、「作品の生地を壊し、更には、歌手の声にも大きなダメージを与える」という理由で、ヴェルディーはイタリア政府に、この432ヘルツの大切さを強く訴えかけて認められ、イタリアでは1884年に「A=432Hz」が法制化されているようです。
しかし、現在は、ピッチの高音が主流となり、でウィーン交響楽団とベルリン交響楽団は「A=444~448Hz」を採用。ヴェルディの「A=432Hz」と比べて、半音の2/3ほど高くバロックピッチの「A=415Hz」と比べると全音近く高い。
つまり、かつての「ド」を「レ」で演奏していることにもなってしまっております。また、愛の周波数としてA=444Hzというのも最近はよく取り出さされています。 あのストラデヴァリウスも432ヘルツに合わせて合わせて製作されていたとのことです。
(以下転載です。自分が弾いて気持ち良い周波数として)
以下、平均律での快適なピッチ(純正律で求めていくなら、数値は変わります)
『α波ピッチ』
A=430.5hz(半音シフトA=456.14hz)
『シューマン波及びモーツァルトピッチ』
A=421.39~6hz(半音シフトA=446.4~6hz)
『φのピッチ』
A=414hz(半音シフトA=438.84hz)
『モーツァルトから求めたシューマン波近似値7.833901…×φの音階ピッチ』
A=429.52hz(半音シフトA=455.06hz)
(以下も転載です)
現在でこそ1939年ロンドン国際会議と1953年ISOによって制定された国際基準値A=440Hzがありますが、必ずしもそれが守られているわけではありません。アメリカは早くから440Hzを制定しましたが、ヨーロッパでは今もそれより高い444Hz、448Hzなどが主流です。また日本ではその間を取って442Hzがよく使われます。
たとえば古典楽器であるチェンバロは、今もバロック時代の基準値415Hzで調律されます。ルネサンス以前やヨーロッパ以外の音楽については詳しくは判明していませんが、世界的、歴史的には極めて多彩な基準音があったことが想像できます。
たとえば「モーツァルトを演奏するなら当時の音律ミーントーン」に拘って演奏する演奏家が数多くいますが、これにさらに「モーツァルト・ピッチに合わせて…」と付け加えるべきかもしれません。
時代 | 名称など | 基準周波数 |
15~16世紀 ルネサンス時代 | ベネチアン・ピッチ | 466Hz |
17~18世紀 バロック時代 | バロック・ピッチ | 415Hz |
18世紀 バロック時代の後期 | ベルサイユ・ピッチ、フレンチ・ピッチ | 392Hz |
18世紀 ヘンデルによる | ヘンデルの音叉 | 422.5Hz |
18世紀 モーツァルトによる | モーツァルト・ピッチ | 422Hz |
18~19世紀 古典派時代 | 古典派ピッチ | 430Hz |
1859年 フランス政府による | フランス政府によって制定されたピッチ | 435Hz |
19世紀 ヴェルディによる 1884年 イタリア政府による | ヴェルディ・ピッチ イタリア政府によって制定されたピッチ | 432Hz 432Hz |
1925年 アメリカ政府・団体による | アメリカ政府・団体によって制定されたピッチ | 440Hz |
1939年 国際会議による | ロンドン国際会議によって制定されたピッチ | 440Hz |
1953年 ISOによる | ISOによって制定された国際基準値 | 440Hz |
20世紀 カラヤンによる | カラヤン・チューニング | 446Hz |
現在 ウィーン交響楽団、 ベルリン交響楽団など | 現在も使われている基準値以外のピッチ | 444Hz~448Hz |